この施設は、私たちの日常生活などに伴って排出される一般廃棄物である燃えるごみを焼却することにより衛生的に処理する機能を備えています。公害防止対策や、臭気、汚水の2次利用等環境への影響を最小限にする設備が導入されています。 ごみの排出量を減らし、また極力リサイクルして、資源・エネルギーの無駄遣いをなくし、ごみ処理に要する経費も削減していくように運営しております。
- 炉型式::准准連続燃焼式焼却炉
- 焼却能力:138t/24h(69t/24h X 2炉)
- 敷地面積:工場棟1,989㎡、管理棟418㎡、車庫等290㎡
プラントの特色
公害防止対策
- 燃焼排ガスは、二次送風機により送り込まれた空気によって完全燃焼され、臭気やダイオキシンなどを熱分解します。さらに、排ガス中の有害ガスやばいじんは、除去設備によって取り除かれ、クリーンなガスが煙突から排出されます。
- 燃焼排ガス中のばいじんは、バグフィルタにて集塵され、キレート剤を用いた飛灰処理装置にて処理された後、焼却灰とともに埋立処分されます。
- ごみピットの臭気は送風機で焼却炉内に送り込み、熱分解させています。
- 清掃センター内の排水は、排水処理施設で浄化し、再利用するため、場外には排出しません。
独自の公害防止対策
- 上記の公害防止対策のほかに本清掃センター独自の公害防止対策装置を設置し、完全無公害化を目指しています。
例えば、後燃焼ストーカの後に、燃焼完結帯を設けることにより、灰質の向上を図っています。 - 集中管理・自動化システム
ごみ処理工程は全て機械化し、集中管理方式とするとともに、ごみクレーン、炉操作、 データ処理等に自動化を導入して安定燃焼、作業の省力化をはかっています。